大学三回生の僕はこの冬休み、母が再婚するとの事で渋々地元へ帰省していた。予定の時間まで白い息を吐き近くの公園を歩いていると一人の女性とすれ違う。ふと振り返ると家族で仲の良かった幼馴染の母・怜子さんがいた。再婚の話を聞きつけた怜子さんと共に母の元へ向かうと自分の部屋が物置小屋になっているのを目の当たりにする。居場所が無いと悩んでいるとずっと思いを寄せていた怜子さんの家に泊めてもらえる事になって…。